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文献データベースの作成

enja-bibは、BibTeX形式(.bib)のファイルに記述された文献情報を読み込んで利用します。

.bibファイルとは

.bibファイルは、文献情報を特定のフォーマットで記述したテキストファイルです。一つの文献は、@で始まる文献タイプ(@article, @bookなど)から始まり、{}で囲まれた中にlabel(引用キー)と、author, title, yearなどの文献情報フィールドが記述されます。

以下は、論文(article)の基本的な記述例です。

@article{Reynolds:PhilTransRoySoc1883,
author = {Reynolds, Osborne},
title = {An experimental investigation of the circumstances which determine whether the motion of water shall be direct or sinuous, and of the law of resistance in parallel channels},
journal = {Philosophical Transactions of the Royal Society of London},
volume = {174},
pages = {935--982},
year = {1883},
}
  • Reynolds:PhilTransRoySoc1883が、この文献を引用する際に使用するlabelです。
  • author, titleなどが文献情報のフィールドです。

日本語文献とyomiフィールド

日本語の文献を著者名の読みでソートしたい場合、yomiフィールドを追加します。これにより、enja-bibyomiフィールドの値を元にアルファベット順の並び替えを行います。

@article{塚原:ながれ2023,
author = {塚原, 隆裕},
yomi = {Tsukahara, Takahiro},
title = {私の「ながれを学ぶ」使命感},
journal = {ながれ:日本流体力学会誌},
volume = {42},
year = {2023},
}

.bibファイルの読み込み

作成した.bibファイルは、bibliography-list関数とbib-file関数を使ってTypst文書に読み込みます。

#bibliography-list(
..bib-file(read("mybib_jp.bib")),
..bib-file(read("mybib_en.bib"))
)
  • read("ファイル名").bibファイルを読み込みます。
  • bib-file()は、読み込んだファイルの内容をenja-bibが解釈できる形式に変換します。
  • bib-fileの前にある..(スプレッド演算子)は、複数の文献情報を展開するために必須です。忘れずに記述してください。
  • 日本語と英語のように、複数の.bibファイルを読み込むことも可能です。