文献の引用
.bibファイルを読み込んだら、本文中で文献を引用することができます。
基本的な引用
最も基本的な引用方法は、@の後に.bibファイルで定義したlabelを続ける方法です。
先行研究として、Reynoldsの研究が知られています @Reynolds:PhilTransRoySoc1883。
この記述は、選択した引用スタイルに応じて、例えば「(Reynolds, 1883)」や「(1)」のように自動的に変換されます。
citetとcitep
enja-bibでは、より文脈に合わせた引用を行うための便利な関数が用意されています。
citet: 著者名を主語にした引用
citet関数は、著者名を本文の一部として表示したい場合(文中引用)に使います。出力は 著者名 (年) の形式になります。
#citet(<Reynolds:PhilTransRoySoc1883>)は、水の流れが層流になるか乱流になるかを決定する状況について実験的な調査を行った。
// 出力例: Reynolds (1883)は、水の流れが...
citep: 文末などでの括弧付き引用
citep関数は、文末などで著者名と年を括弧で囲んで示したい場合(文末引用)に使います。出力は (著者名, 年) の形式になります。
水の流れが層流か乱流かを決定する要因については、古くから研究が行われている#citep(<Reynolds:PhilTransRoySoc1883>)。
// 出力例: ...研究が行われている(Reynolds, 1883)。
複数の文献を同時に引用
citetやcitepでは、カンマで区切ることで複数の文献を一度に引用できます。
#citep(<Reynolds:PhilTransRoySoc1883>, <塚原:ながれ2023>)
// 出力例: (Reynolds, 1883; 塚原, 2023)
その他の引用関数
citen: 引用番号のみを出力します(バンクーバー方式選択時)。citefull: 文献リストと同じ形式で、文献の全情報をその場に出力します。
これらの関数を使い分けることで、学術的な文章で求められる多様な引用スタイルに柔軟に対応できます。